3Dプリンター用データを作るときの注意点

2018年3月13日モデリング関連, 3Dプリンターのすすめ, モデリング, 3Dプリンター

3Dプリンターで出力するモデルデータを作るときはいくつか注意が必要です。

その注意点をみていきましょう。

3Dプリンターは、積層していく

3Dプリンター用のデータを作るときは、その特徴を考慮して作るとキレイにプリントできたりします。

家庭用3Dプリンターの特徴とは…「積層していく」ということです(。-`ω-)

例えば、橋のような立体物をプリントするとどうなるでしょう?

下層から橋脚がプリントされ…上層の橋がかかります。

すると、橋脚のない部分は空中にフィラメントが出力され落ちてしまいます。

これだと橋の形は崩れてしまいますね(´・ω・`)

このようなときは通常スライサーでサポートを設定してやります。

あえて空洞部分にサポートを出力し、橋の出力を助けるのです。

サポート部分は出力後に取り除きます。

ですが、サポートをつけるとデメリットもあります。

  • フィラメントが無駄
  • サポートと接触する部分が汚くなる

サポートはできる限り使わないようにするにはこうすると良いですよ(*’▽’)

逆さまに出力すると、サポートも不要で綺麗に出力できます。

このように可能な限り垂直になるようにモデルデータをつくると良いです。

厚みが必要

リアルな世界ではどんなに薄いものにでも厚みがあります。

モデルデータにも厚みが必要です。

これは円柱ですが、面しかありません。

厚みをつけることで3Dプリンターで出力できます。

面の向き

面には表面と裏面があります。

3Dプリンターは面の裏側にフィラメントを出力します。

面の向きが違うだけで3Dプリンターの動きはおかしくなります。

黒い面が裏を向いている面です。

すべての面を適正な向きにします。

穴はふさぐ

このように穴が開いていると3Dプリンターでは出力できません。

穴はきちんとふさぎましょう。

どうしても穴を開けたければ、面に厚みをもたせましょう。

こうすると、球に穴があいたものが出力されます。

プリントの可能な大きさ

3Dプリンターには出力可能な大きさは、それぞれに決まっています。

作るオブジェクトはぎりぎりまで大きくするのではなく、余裕を持って小さめに作る方がいいです。

ABSのフィラメントは大きいと反りが大きくなります。

そして、ブリムやラフトといった支えを出力すると、サイズオーバーしてしまうときがあります。

周りにブリムを出力すると、プリントベッドから落ちちゃう大きさになってしまいました(;^ω^)

スムーズシェーディングに騙されるな

スムーズシェーディングとは見かけ上、面を滑らかに見せる影の付け方のことです。

これがオンになっていると、表面が滑らかに見えます。

このオブジェクトが、

こう見えます。

画面上で影の付け方を変えているだけなので、本当はカクカクした面です(;^ω^)

3Dプリンターで出力するとカクカクしちゃいます。

滑らかに3Dプリントしたいときは、細分化曲面モディファイアや頂点スムーズをかけましょう(。-`ω-)

画面上の影に騙されるな

これが画面で見えている月の凹凸です。

実際のプリント結果がこれです。

画面では細かく凹凸があるように見えますが、リアルに出力するとツルツルに見えます。

画面上での影の見え方が、自分が思っている形状と違う場合があります。

実寸モデリング

fusion360では、初期設定からミリメートル単位で作成できますが、BlenderではBlender独自の単位で作成されます。

シーンプロパティで、単位を「Centimeters」単位の倍率を「0.001」に設定すると実寸モデリングできます。